シングルマザーucoです☆☆
コロナ禍で夫婦関係が悪くなり、離婚に至ってしまった、。
シングルマザーになり、仕事を見つけないといけない、正社員の職を探さないと、という状況にある方へ。
子どもがいると、なかなか正社員で働ける状況にはないと思います。
正社員はおろか時短であっても、最初から、家から近い、やりたいこと、時給がいい、っていう好条件の仕事はなかなか見つかりません。
徐々にそうなって行くので、まずは1つでも自分の条件をクリアしていたらチャレンジするところから始めるので大丈夫です。
私がようやく正社員になったのは先月。
正社員と言っても、事務所の先生は脳梗塞で、いつ再発して事務所がなくなるか分からない、という安定・安心の正社員ではないのですが、、。
私が離婚したのは8年前。
その前から、生活が困窮していたので、その辺りからの仕事の道のりを書かせていただこうと思います。
少しでもシングルマザーや、離婚を考えざるを得ない方の真剣な仕事探しの参考になればと思います。
まずはお手伝いから
まずは、結婚、出産、育児をしながらパートを始めるあたりから書かせていただきます。
私の元旦那さんは、建築士で自分で独立して会社をやるのが夢でした。
1人目が2歳になる頃、脱サラしてまずは個人事業主になりました。
最初のうちは、専門学校の非常勤講師もしてくれて、最低限の生活費は入れてくれていました。
生活は厳しくも、2人目は産んでおこうという皆の了解のもと、次男を出産。
元旦那さんは、個人事業主から法人に移行。
従業員を1人雇い、がむしゃらに仕事をしていました。
生活は困窮し、預金を取り崩す生活。
私も少しでも働かないと、ということで、次男の1-2歳の時、義妹の事業立ち上げのお手伝いをしました。
旦那さんの家族は、上昇志向が強く、自分で事業を起こしたり、サラリーマンでもガンガン出世志向。
義妹は国際的な教育イベントを主催し、毎月1回、その準備や当日サポートを手伝いました。
それはとても楽しいお仕事だったけれど、根本では私はこの仕事向いてないなぁ、、、と思いつつ、生活が困窮しているので、仕事できる時間は時給で働いたほうが収入になる、と思いました。
次男が幼稚園に入った後、義妹には申し訳なかったけれど、1年弱くらいでやめて、パートを探しました。
次男は保育園に入れて働こうとも思い、保育園見学や保育園に入れるかなど検討もしましたが、保育園に入るにはフルタイムで働いていないと優先順位が下になり、公営の保育園に入るのは難しいという現状でした。
結局、長男と同じ幼稚園に入れて、延長保育をギリギリまで使い、パートを探すという方向に決めました。
アパレルの仕事
大学卒業後の私の仕事は、外資の船会社での営業、営業事務の仕事でした。
外国語とか、海外と関わりのある仕事をしたいと思って、英語、中国語などを勉強していたので、台湾の世界一周コンテナ船会社に就職しました。
パートを探そうと思った時、元の仕事に戻るという選択肢はありませんでした。
それは、元いた会社には、時短で働いていた人はいなかったし、育児で戻って来た先輩もいなかった。
時間は9時半-6時半だったし、海外の時差のある仕事で、長く続けても夜遅くなるような仕事。
子育てしながらは考えにくかったです。
だから、近所でできるパートないかな、、って探しました。
マクドナルドとか、ショッピングセンターの販売員。
近くの大型ショッピングセンターで、大好きな雑貨とアパレルの店があり、そこで働きたいなぁ、、と思っていました。
その店の大元は大手のアパレル会社で、そこの求人募集に応募しました。
アパレル未経験、時短希望で採用されるのか分からなかったけれど、面接の為にその店で買ったしゃれたネックレスをして行きました。
そして合格!
でも、採用となったのはうちから1時間15分かかる別の大型ショッピングセンターの子ども服の店での採用でした。
採用側からしたら、子育て中のママは子供服!の当然の人員配置。
子ども服!楽しそう!!!と思ったけれど、何せ通勤時間が1時間15分、、、。
働ける時間は限られているのに、長すぎる通勤時間。。
それでも、まわりは好きなことやったほうが、ただただ時間でお金の為に働くよりいいよ!!と言って、協力してくれることになりました。
週3で、朝は次男を自転車で幼稚園まで送り届けるか、元旦那さんに幼稚園バスの時間にマンションの下まで次男を連れて行ってもらう。
帰りは、次男は延長保育で、私が仕事帰りに自転車で迎えに行く。
小学校に入ったばかりの長男は、学童か帰宅して遊びに行くか留守番。
そんな生活を3年ほど続けました。
結構大変だったけど、母もよく手伝いにきてくれました。
子ども服も、とても安い値段で買えて、うちはお金がないのに、子どもたちはいつもお洒落なカジュアルファッションをしていました。
私も店に立つので、お金ないのにいつもトレンドなファッションと洗練されたヘアスタイル🎵(店は婦人服も売っていました。)
店の若いアパレルの子たちと働くのは、楽しい時とキツい時と両方あったなぁ。。
キラキラした店の裏には、過酷な安いお給料で土日祝日夜働かないといけない販売員の辛い事情があって。
そして途中、東日本大震災もありました。
まぁ、いろんな思い出があります。
そのうちに、店が閉店することになり、販売員は他の店に移ることになった。
私は以前から希望していた、近所のあこがれの店に是非ともお願いし、めでたくその店に決まりました。
家からは自転車で10分の場所にあるその店、通勤時間はかなり短縮されました。
しかし!!
ほどなくしてその店も閉店することになり、次また別の店へ移動の話が来ました。
別の店は、同じショッピングセンター内の店でしたが、少し商品の価格帯が高い設定の店で、定期的に社販をしないといけない為、それを機にアパレルは辞めました。
年齢的にも、限界を感じていたのもあります。
スイーツ販売員
そして、お金が厳しい現状は変わらず、次は同じショッピングセンターでスイーツ販売員となりました。
同じ販売員でも、スイーツとかケーキって、また全然違いました。
クリスマス前はバカ忙しいし、商品がある程度決まっているから、その商品の価格と説明を暗記して売る。
アパレルより、わりと単純だけれど、制服を着る、冷蔵庫から品出しとか、やはりパート色は強かったと思う。
けど、年齢的にはちょうどいいよなって納得してました。
離婚を機に事務職へ
そのうち、元旦那さんの様子がおかしくなり、いろいろあって離婚という結末に至りました。
離婚となると、子どもたちの土日休みと同じ休みの仕事にしよう!と思い、販売員はやめました。
実家に戻ることにしたので、簿記を勉強して経理の事務仕事に就こうと思いました。
その後の経緯は、簿記系のブログ記事に詳細がありますが。
週5の9-16時の会計事務所の仕事を見つけて、そこからどんどん時間を増やしていきました。
そしてこの仕事始めて8年目。
ようやくパートから正社員になりました。
正社員のタイミング
よく、「30代のうちに正社員を見つけたほうがいい」と書いてあるけれど。
30代の頃は、まだ子どもが小さくて、正社員なんて考えられませんでした。
何とか17時頃までには帰宅して、夜ご飯は作りたかった。
実家に戻らせてもらえたから、そんなあまっちょろいことができたのかもしれません。
子どもたちが成長するのと並行して、私も仕事をどんどん覚え、だんだんにできることも増え、残業も増えました。
時間数だけ数えると、もうフルタイムだよーー!!!という日々が何年も続き。
正社員の転職を考えつつ、なかなか実現しませんでした。
そして、事務所の先生が倒れ、正社員となり今に至ります。
今は、正社員とか在宅とか、だんだんにそんなくくりはなくなってきているのかもだけれど。。
長時間労働で正社員じゃないことは、ずっと不満でした。
スキルがないからしょうがない、と無理に納得しようとする自分もいましたが、正社員になった今は時間オーバーしても真摯に仕事に取り組めています。
シングルマザーが正社員になることで1つ言えるとすれば、1つの場所で長く時給で働き、正社員の可能性を探るのも、1つの道としてあるということ。
そんなグレーな道は何の保証もなく、「ともかく30代のうちになるべくラクで早く帰ることのできる家から近くの正社員!!」になれという一般的な意見。
みんなそうしたいに決まっています!!
そして、そんな仕事は現実ない・・・。
「派遣→正社員」という働き方もあると思います。(こちらについては、私は分からないのですが。。)
ともかく、無理に正社員になって、小さい子どもとの大事な時間を削ぐよりも、お金はあとから付いてくる。
その時にできることをして、積み重ねて行く。
その積み重ねが、やがて大きな力となる。
私の事務所では、パートから正社員になった人は今までいなくて、厳しいだろうなとは思っていました。
でも、世の中本当に何が起こるか分かりません。
世の中は、日々目の前にあることをすることの積み重ね。
その日自分が何をしたか、関わる人にどう対処したか、それだけです。
自分でコントロールできることと、できないこと。
できないことの可能性を上げる為には、関わる人への種まきが必要です。
つまり、悪い意味で自分勝手に生きていたら、その可能性はどんどん下がる。
正社員はゴールではないけれど。
収入を上げる為には、まだまだ社会はそういう構造になっています。
シングルマザーという過酷な生活を送る人でも、ちゃんと生きていけるような社会の仕組が必要だと本当に思います。
日本では、国から出る手当や保育園のシステムとか、生活保護とか、最低限守られているなとは思います。
それでも、一人で子育てをしながら仕事をしていくことは本当に大変なことですよね。
実家に戻るとか、再婚する、お金があるならまだ何とかやっていける。
そうでない場合は、子どもたちにしわ寄せが来てしまいます。
子どもの貧困、家庭問題。
深いテーマです。。。